ジェラール・ピケ
Gerard Pique Bernabeu

バルセロナの下部組織出身、堂々たる体躯を誇るDF。スペイン代表。

体躯を活かした守備だけでなく、サラゴサ時代にはピボーテ、若い時にはサイドバックもこなしたように足元に優れ、ビルドアップだけでなく時折見せる攻撃参加でもいかんなくその技術を発揮。また、相手ゴール前でも落ち着いてシュートまで打てるなど並みのDFとは一線を画す。

08/09シーズン開幕前にバルサ下部組織を飛び出し、サラゴサ、マンチェスター・ユナイテッドと渡り歩いた後再びトップチームに舞い戻ってきた彼の成功を予期しているものは少なかったはずだ。バルサ復帰直後からその才能に惚れ込んだグアルディオラから寵愛を受け、瞬く間にバルサDFラインの主軸へと昇格。その流れそのままに代表でも定位置をつかみ、2010年W杯初制覇にも貢献した。

世界的な某ファッションブランドのデザイナーが「世界で最もモデルに向いているサッカー選手」に推薦するほどのスラっとした肉体は、力強さと素早さを兼ね備え、そこに彼特有のセンスがブレンドされた守備は美しさを感じることすらあり、ベッケンバウアーを文字った“ピッケンバウアー”と呼ばれることも頷ける。

また、そのルックスから女性ファンが多いが、同姓からも愛される存在でバルサでは自他共に認められるムードメイカー。バルサが三冠を達成した08/09シーズンの優勝祝賀会では音頭役を担った。

公式サイト　http://www.gerardpique.com/es