ボヤン・クルキッチ
Bojan Krkić Pérez

その年齢に似合わないゴール前での冷静さで、ユース時代から“神童”と恐れられたゴールハンター。

2007年のエジプト遠征アル・アハリ戦でトップチームデビュー（当時のクラブ記録が4番目の早さ）を果たすが、自身の得意とするポジションに世界最高レベルのアタッカーが存在していることもあり、出場機会は満足のいくものとはいえず、毎年のように他クラブへの移籍が噂されている。

切り替えしが鋭くメッシを彷彿とさせるドリブルも得意とすることから、バルセロナのトップチームに昇格してしばらくは、3トップの両サイドでの起用が多かったが、自身が「このポジションでは持ち味を発揮出来ない」と分析するように、もっと活きるのはセンターフォワード。一瞬の動きでマーカーの死角を取り、抜群のタイミングでボールに食らいつくセンスは、まさに「ゴールを奪うために生まれてきた男」と称しても差し支えないほどのレベルにある。

ちなみに、父親は彼のことをボヤン・クルキッチと呼んでいるが、カタルーニャ系のボジャンが一般的には定着している。『J SPORTS』の「バルサTV」のインタビューでは自らの名前の発音について「ボヤン」と話している。