ペドロ・ロドリゲス
Pedro Eliezer Rodríguez Ledesma

いかなる状況に陥りようとも陰ることのない強心臓を持つ、スペイン屈指のウィングストライカー。

07/08シーズンまでの登録名はペドリート、トップチームでプレー後はペドロと名前を変えているが、ニックネームは今でもペドリートと呼ばれており、時折ペドロ大帝などとも呼ばれている。

バルセロナB時代の2008年1月のムルシア戦でトップチームデビューを飾ると、09/10シーズンにトップチーム正式昇格までも度々トップチームでプレー機会を得る。デビュー当時は、これまでのバルサ所属のドリブラーと比べても地味で印象に残らないタイプであったが、総合力の高さで評価を一気に上げた。

とりわけ、グアルディオラから高評価を受けたのが、チームメイトが「ピッチに入ると尋常じゃない集中力を発揮する」と舌を巻くほどのここ一番での勝負強さ。大舞台や劣勢時になればなるほど真価を発揮する。

プレイスタイルは自身も「自分はバルサ型ウィング」と分析するように、両足をそん色なく使える技術、インサイドカットからのシュートテクニック、アシストでも力を発揮できるサポートスキル等、総合能力に秀でたウィングストライカーそのものであり、その才能に惚れ込んでいるデルボスケは南アフリカにも彼を連れて行った。ゴールこそなかったが、スペインのW杯初優勝に貢献。

ちなみに、リヴァウドに憧れた生粋のバルセロニスタであることから、カタランと誤解されることもあるが、テネリフェ出身であり、16歳の時にマシアへやってきた“後発組”。そのため、（授業の8割をカタルーニャ語で行う教育制度を実施していた）高校時代には不慣れなカタルーニャ語に大苦戦し、1年の落第も経験している。

兄キリアンも同じくサッカー選手。
公式サイト　http://www.pedro17.com/