セルヒオ・ブスケツ
Sergio Busquets i Burgos

バルサ・システムを構築する上で最もサッカーIQを要するとも言われる、アンカーの位置を担う、マシア出身の長身ピボーテ。

08/09シーズンにトップチームデビューを果たすと瞬く間にレギュラーの座を奪取。ポジションを争うヤヤ・トゥーレをマンチェスター・Cへと追いやる活躍を見せた。U-21代表を経て、2009年にA代表デビューすると2010年ワールドカップにも主力として優勝に貢献した。

ユース時代ではFWや攻撃的MFとして活躍していたようにボールコントロールの質は高い。故意に倒れる傾向があるもののフィジカルも利用したキープ力は、中盤に安定感をもたらすことが可能。守備面では的確なポジショニングでピンチを未然に防ぐ。トップチームへ昇格してしばらくは不用意なボールロストの多さが散見され、大きな課題として扱われてきたが、10/11シーズン頃から、判断力のスピード、よりミスの少ないプレーを選択する意識が高まったことで大幅に減少。非常に総合能力の高いピボーテへと昇華しつつある。

愛称は“ブシー”。

ちなみに、父カルレスもバルセロナで一時正GKとして活躍した元フットボーラーである。

あのチャビから「バルサのキーマン」「世界でサッカーを一番よく理解している選手」と絶賛され、ピケがそのポジショニングセンスに舌を巻くなど卓越したフットボールセンスを誇る。