ストロムスゴッセの下部組織出身MF。15歳でノルウェー1部、さらにはノルウェーフル代表にデビューした逸材。 左利きで、細かなドリブルを得意とすることからメッシと比較する声もある。ストロムスゴッセでは4-4-1-1の右SHとしてプレー。巧みなドリブルでのカットインに加え、精度の高いスルーパスでチャンスも演出できる。また、プレービジョンが素晴らしく、テクニックはもちろん戦術眼や判断力にも長けているとして、ノルウェーメディアでは「ノルウェーのフットボール史上こんな15歳はいなかった」とも評されるなど国の期待を一身に背負う存在ともなっている。 2014年4月のオーレスン戦(途中出場)でリーグデビュー、15歳と118日でのデビューは同リーグ史上最年少記録。試合後本人は「うまくいったと思う。自分のできるベストを尽くそうとだけした。ちょっとナーバスになった」と語っていたが、出場3試合目のサルプスボルグ戦では初ゴールもマーク。15歳と151日とこちらもリーグ史上最年少ゴール記録であった。 周囲の評価も高く、ストロムスゴッセのキャプテンであるGKクワラシーは「彼には偉大なる未来がある」と絶賛。ハンガリー人FWペーテル・コヴァーチは「彼は独特な才能を持っている。同じチームでトレーニングをしていて楽しい」と語る。さらに、敵将であるオースレンのヤン・ヨンソン監督さえも、「彼はバルセロナの選手のようだ。ファンタスティックなタッチ、そしてフットボールの理解がある。ボールととてもいい友達のようだ」と称賛を惜しまなかった。 2014年8月、UAE戦に臨むフル代表メンバーに史上最年少で招集されるとスタメンフル出場を果たした。攻撃的なポジションが本職だが、UAE戦ではダブルボランチの一角として起用された(攻撃的に振る舞ったが)。2014年10月に行われる2016年欧州選手権予選に向けたフル代表にも招集。10月13日に行われた予選第3節ブルガリア戦で63分から途中出場し、ユーロ予選での最年少出場記録を樹立した(15歳300日)。 多くのビッグクラブが獲得に乗り出していると噂されるなか、16歳になった翌月の2015年1月にレアル・マドリーへ移籍。14-15シーズン最終節ヘタフェ戦で、ロナウドとの交代でリーガデビューを果たした。 ちなみに、父親のハンス・エリックもストロムスゴッセなどでプレーしたプロフットボーラーでポジションもMFだったというものの、プレー自体はあまり似ていないとか。 代理人はサンフェレッチェ広島でもプレーした元ノルウェー代表DFトーレ・ペデルセン(2015年1月時点)。
Comment