セバスティアン・ガマーラ
Óscar Sebastián Gamarra Ruiz

“新しいピルロ”、“ボリビアのピルロ”などと呼ばれ大きな期待を集めるMF。愛称は“Sebitas”。

5-10歳までサンタクルスのタウイチ・アカデミーで過ごし、2007年に1年間、スペインのバルセロナで両親と生活。両親が帰国した後、11歳の時に単身イタリアへ渡り、ブレシアの下部組織に加入すると、2011年8月にミランへ移り、フィリッポ・インザーギ体制のプリマヴェーラでプレーしている。

ピッポは彼の短いテンポでシンプルに繋ぐスタイルを賞賛しており、トップチームの練習にもガマーラを招集。“新しいピルロ”の名付け親にもなっている。ちなみにプリマヴェーラでは10番と腕章を任されることもあった。

なお、幼少期に欧州へ渡ったこともあり、年代別の代表に呼ばれることはなかったが、2014年11月、当時のマウリシオ・ソリア監督が17歳のガマーラが同月のベネズエラ戦に招集する意向を示した。

しかし、ガマーラは招集をこれを拒否（理由は不明）。彼は2015年U-20南米選手権のメンバーにも選出されたが、今度はミランがFIFAのマッチデーではないことを理由に拒否し、欠場することになっている。

それらの経緯によりガマーラが母国の代表入りを望まず、アッズーリを目指している（この時点で市民権はない）のではないかとの憶測も飛んだが、当人はこれを完全否定。「自分はボリビア人」と話、緑のシャツと母国への愛情を強調した。