クリスティアン・サパタ
Cristian Eduardo Zapata Valencia

2011年コパ・アメリカ、2014年W杯のコロンビア代表DFで、ロダジェガ、ファルカオらと同じ2005年ワールドユースのメンバー。

スピード、強さ、高さと抜群の身体能力を誇るセンターバックで、このタイプとしてはミスも少なく、その実力はセリエAでも屈指のレベルとされる。弱点という弱点はないが、攻撃面で違いを生み出せる選手ではないため、セードルフ体制のミランでは冷遇された。

ユース時代を過ごした国内の強豪デポルティボ・カリでトップデビューし、1シーズン後にはイタリアのウディネーゼへ移籍。加入初年度となる05/06シーズンに無名ながらイブラヒモヴィッチと互角の勝負を演じ一躍脚光を浴びた。そのプレーによりユヴェントスやミランなどビッグクラブからのオファーも囁かれたがチームに残り、07/08シーズン以降は副キャプテンを歴任。本職のセンターバックだけでなく、時にはサイドバックでもプレーし、ウディネーゼ守備陣の柱として君臨した。

12/13シーズンよりミランへ移籍し、13/14シーズン途中からは本田圭佑のチームメイトとなっている。

コロンビア代表には2007年と早くにデビューしているが、以降、控えとしてなかなか出場機会を得られない状況が続いた。ペケルマン体制で信頼を獲得し、ジェペス、ペレアらと交互に起用されるようになり2014年W杯のメンバーに選出。所属するミランで出番を失った状態のまま本大会に臨むこととなったが、ペレアが負傷しメンバーから漏れたこともありレギュラーとして起用された。