ギョクハン・インラー
Gökhan Inler

心・技・体その全てを高水準に兼備するウニヴェルサーレ。

その名前からも分かるように両親がトルコ人でスイスとの重国籍選手で、好きな選手はランパードとヴィエラ。

バーゼルユースで育成された後、アーラウでプロキャリアをスタート。2006年1月にチューリッヒへ移籍。2シーズン連続リーグ優勝に貢献し、06/07シーズンはチャンピオンズリーグにも出場。2006年9月にはスイス代表デビューも果たし一躍脚光を浴びる。

その活躍が認められ、07/08シーズンにイタリアのウディネーゼへ引き抜かれると、抜群の戦術眼と守備能力、さらには展開力や時折見せるミドルレンジのシュートなどその才能を遺憾なく発揮し、瞬く間にチームの主力となる。10/11シーズンはアンカーの位置に入り、魅力的な攻撃サッカーを展開するチームの心臓部として活躍。国内のビッグクラブであるユヴェントスやインテルは勿論のこと、アーセナルのヴェンゲル監督からラブコールを送られるなど、移籍の噂が絶えない選手へと大きな飛躍を果たし、最終的にはナポリへ籍を移した。

また代表においても、試合を重ねるごとにその存在価値は高まり、2008年UEFA欧州選手権、2010年W杯などに出場。不動のレギュラーとして活躍した。

ワールドクラスのプレーヤーへと成長したインレルだが、20歳の頃、当時フェエルバフチェを率いていたダウムに誘われ入団テストを受けたことがあるが不合格になった過去を持つ。

ちなみに、日本では「インラー」と「インレル」の2パターンのカナ表記が存在するが、基本的には、前者はスイス、後者は長くプレーするイタリアやルーツであるトルコでの現地語発音に近い。