アントニオ・ディ・ナターレ
Antonio Di Natale

ウディネーゼのプレーヤーとして、＜カンピオナートで挙げたゴール数＞クラブレコード保持者。頭が良く、ボールスキルやフリーランニングの質も高いため、チャンスメークとフィニッシュワークのどちらの仕事もハイレベルにこなすセコンダ・プンタ。時にトリッキーなプレーも見せる。

02/03シーズン、プリマヴェーラ時代を過ごしたエンポリで24歳の時にセリエAデビューを果たしたが、それまではエンポリを含め下部リーグでのプレー経験しか無く、下積みの時期を経て少しずつ成長を遂げた選手といえる。またこのシーズンはアッズーリにも招集され、2002年11月20日のトルコ戦でアッズーリにもデビュー。アッズーリではこれといった結果を残せておらず、クラブレベルでしか通用しない選手だと揶揄される事もあった。だが、イタリアを代表するトッププレーヤーであることは間違いない。

その後、エンポリがセリエBへと降格した04/05シーズンにウディネーゼへ移籍。すぐにレギュラーポジションを確保すると、ヤクインタ、ディ・ミケーレらと強力な攻撃陣を形成。チームをカンピオナート4位にまで押し上げ、05/06シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。以降、ユヴェントスなどビッグクラブからのオファーを受けることもあったがチームに残ると、07/08シーズンからはキャプテンを任されるようになる。また、年齢重ねるごとにプレーの安定度と正確性は増し、09/10シーズンと10/11シーズンの得点王獲得が物語るようにセリエAでも屈指の点取り屋として知られた。特に10/11シーズンにアレクシス・サンチェスと組んだ2トップは破壊力抜群で、セリエA各クラブを恐怖に陥れた。

EURO2008、2010年W杯、EURO2012などに出場経験がある。