アルベルト・ジラルディーノ
Alberto Gilardino

イタリアを代表する点取り屋。ディフェンスラインの裏を突く飛び出しや、ペナルティエリア内でマークを外す動きを得意とし、ワンタッチでのゴールや無理な体勢からでもシュートに持って行けるバリエーションの豊富さも特徴。

ピアチェンツァ・プリマヴェーラ卒業後、ピアチェンツァのトップチーム、エラス・ヴェローナでプレー。この当時はストライカーとしてではなく、ウインガ―として起用されていた。才能が開花したのは02/03シーズンから加入したパルマで、加入シーズンは24試合4ゴールに終わったが、翌03/04シーズンに一気に数字を伸ばし23ゴールをマークし、オスカル・デル・カルチョの最優秀若手選手賞を受賞。続く04/05シーズンも24ゴールを決め、セリエAのMVPと最優秀イタリア人選手賞をダブル受賞し、一気にブレイクを果たした。

パルマでの活躍により数多くのビッグクラブが食指を伸ばす中、05/06シーズンにミランへの移籍が決定。新たなエースとして期待され、そのシーズンは34試合に出場し17ゴールを残した。しかし前線からの守備を強要されるなどによりパフォーマンスが低下に加え、新戦力の加入が重なりミラニスタからの支持を失って行った。この状況を救ったのが、パルマ時代の恩師プランデッリが監督を務めていたフィオレンティーナだった。08/09シーズン、フィオレンティーナへ加入したジラルディーノは、プリマ・プンタとしてゴールを奪うことだけに専念出来るようになり、パルマ時代の輝きを取り戻した。ただし、11/12シーズンに再びパフォーマンスを落とし、冬のメルカートでジェノアヘ移籍している。

ユース年代から活躍している代表では、2004年のU-21欧州選手権優勝と同大会のMVP受賞。アテネ五輪での銅メダル獲得。その後2004年の9月ノルウェー戦でA代表デビューを果たし、2006年W杯ドイツ大会優勝。2009年のコンフェデレーションズカップと2010年W杯南アフリカ大会に出場している。

公式サイトは「http://www.albertogilardino.it/」