ステヴァン・ヨヴェティッチ
Stevan Jovetić

パルチザンユースが輩出したファンタジスタ。

跳ねるような独特なリズムのドリブルと柔らかなボールタッチを持ち、フィニッシュワークやチャンスメーク行う。18歳ながらU-21モンテネグロ代表でキャプテンを務め、2007年に飛び級でA代表へ招集されるやいなや、エースであるヴチニッチと同等の存在感を発揮。国を代表するプレーヤーとなった。

パルティザンではユースチームに在籍しながらトップチームの試合に出場し、トップチームへ昇格した07/08シーズンにはセルビアリーグ優勝と国内カップ優勝に貢献。さらにはU-21代表同様ここでも（クラブ史上最年少となる）18歳でキャプテンを任され、圧倒的な存在感を示した。

この頃からマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーといったビッグクラブから熱視線を送られるようになるが、複数のクラブの名を挙げる中、選んだ移籍先はフィオレンティーナだった。08/09シーズンからチームに加入すると、ムトゥのバックアップとして起用されたが、シーズン中にムトゥが怪我で離脱するとスタメンを確保。決定的な仕事は少なかったが、そのポテンシャルの高さは見せつけた。カルチョにも馴染み始めた09/10シーズンは開幕からハイパフォーマンスを披露。シュートへの意識も高まりだしゴールという結果も出せるようになる。このシーズンは、カンピオナートのみならず欧州の舞台でも躍動。UEFAチャンピオンズリーグのリヴァプール戦、アルテミオ・フランキで見せた2ゴールなどは、カンピオーネの風格すら感じさせた。その活躍が評価され2009年のモンテネグロ年間最優秀選手賞を受賞。

10/11シーズンもチームの中心としての活躍が期待されたが、夏のキャンプ中に膝の前十字靱帯を負傷。全治6カ月と診断されシーズンの前半戦を棒に振ってしまった。

公式サイトも開設中「http://www.sjovetic.com/」