指宿 洋史
Hiroshi Ibusuki

物怖じしないメンタルの強さや、日本人離れした体躯を活かしたダイナミックなプレースタイルが特徴的な長身ストライカー。

圧倒的高さに加え、サイドからのドリブル突破も得意とするなど足元の技術にも定評はある。ただ、あっと驚くようなプレイをした直後になんでもないミスを起こすなど、プレー自体の安定感が欠ける点が課題の一つ。

柏レイソルユースの一員として参加したU-18ビジャレアル国際ユース大会で3位に輝き、欧州でも注目を集めると、日本でコーチ業を営んでいるジョアン・サルバンスの計らいで（スペイン2部）ジローナの入団テストを受けて合格。Jリーグ未経験ながら、海外移籍を果たすという、異例のプロキャリアをスタートさせた。現在は、2009-2010シーズンにはレアル・サラゴサB、2010-2011シーズンはサバデルといったように、ローン移籍を重ねながらプロキャリアを積んだ。

当世代においてトップクラスの体格の持ち主で、アジアでの戦いでは競り負けることは皆無だった。U-19日本代表でも攻撃のキーマンとして最前線に君臨。AFC U-19Championship 2010の準々決勝、韓国戦では、日本人離れしたシュート感覚で先制点を上げると、PKで追加点も記録。試合には負けはしたが、存在感は示した。

セビージャに在籍していた2012年1月、ベティスとのアンダルシアダービーでスペイン1部デビューを果たした。セビージャ・アトレティコではかなりの存在感を見せていたが、結局トップチームに入り込むことはできなかった。その後、2014年7月にバレンシア・メスタージャからアルビレックス新潟へ完全移籍した。

スパイクはPUMA。