2010年度U-21イタリア代表、同年1月にトップチーム昇格を果たし2011年5月のチェゼーナ戦でセリエAデビューを飾った。 2009年度U-17EUROのイタリア代表正GKだが、U-19、U-21と2段階の飛び級でユース代表に選出されている“大器中の大器"で、当世代においては欧州でも最高クラスの身体能力を秘める。 ストロングポイントは枚挙に暇がないが、とにもかくにもコーディネーション能力がずば抜けており、この特性が、敏捷性、瞬発力、レスポンスなどのフィジカル面にも好影響を及ぼしている。また、技術的に関しては、1vs1で勇気のある飛び込みを果敢に挑んだり、PK時でも堂々としたパフォーマンスで相手のキックをシャットウアウトするなど、精神的な強さと技術的な強さが共存したゴールキーピングを披露。10代にして既に試合巧者の風格すら漂わせ、そのいでたちは、かのジャンルイジ・ブッフォンがデビューした頃を想起させるほど。 セービングやフィード技術、少し頼りなく感じさせる線の細さなど、まだまだ改善しなくてはならないポイントは多々あるが、当世代はもとより、全世代の中で最もブッフォンの後継者に相応しいと言えるだろう。
Comment