ジャンドメニコ・メスト
Giandomenico Mesto

レッジーナ・プリマヴェーラが育成時代、最も期待していたと言われるサイドアタッカー。

アグレッシブでスピード溢れるドルブル突破が魅力。かつてはクロスの精度に難があったが、キャリアを重ねるごとにその弱点を克服した。センターハーフ、ウイング、左サイドなど多彩なポジションでプレーし、最終的には右サイドバックで固定された。サイドバックでは、空中戦、タックル、インターセプトなど守備面の評価が押しなべて高くスタッツも実際に残している様に守備のプレイヤーと変貌した。謙虚な性格の持ち主としても知られる。

98/99シーズン、レッジーナのトップチームでプロデビューし、しばらくは下部リーグのクラブへレンタルされ経験を積む。02/03シーズンに入りレッジーナへ帰還すると、徐々に実力を認められるようになり、04/05シーズンにはレギュラーポジションを獲得。3シーズン連続で30試合以上に出場し、キャプテンを務めるなどチームの中心選手となった。08/09シーズンはウディネーゼへレンタルされたが、古巣レッジーナとの対戦前には複雑な心境を明かした。08/09シーズンからはジェノアへ移籍。指揮官の交代やシステムの変化にも柔軟に対応し、ウイング、ウイングバック、サイドバックと複数のポジションでハイレベルなプレーを見せた。ジェノアでの活躍がビッグクラブからも熱視線を送られ、2010年にはインテルが本格的に獲得に乗り出したとの報道も流れた。

代表はユース年代から活躍。U-16からU-21までステップアップを続け、2004年U-21欧州選手権優勝。2004年アテネ五輪での銅メダル獲得に貢献。アッズーリデビューはリッピ監督時代の2005年6月8日に行われたセルビア・モンテネグロ戦だった。