ウイルソン
Wilson Rodrigues Fonseca

スピード、テクニック、シュートのどれをとっても高いレベルにある、万能型フォワード。

長距離であっても自ら仕掛けてシュートまで持っていけるドリブル力、狭い局面でも冷静にボールを扱える技術、確実にシュートコースを射抜くシュート精度など、特長は多彩。また、こぼれ球に対する反応やクロスを呼び込む動き、味方が飛び出すスペースを作るクレバーなプレー、献身的なチェイシングなど、ボールがないところでもチームに貢献できる。

コリンチャンスの下部組織育ちで、2007年まで同クラブに在籍。その後、07/08シーズンにイタリアのジェノアに移籍して欧州挑戦を試みるが、わずか3試合の出場に終わり失敗。それからはブラジルのレシフェ、中国の陝西宝栄でプレーし、2012年にはベガルタ仙台に加入。

序盤戦はコンディションの悪さを指摘されることもあったが、第4節目のセレッソ大阪戦でチームに勝利を呼び込むゴールを決めると、第5節のジュビロ磐田戦では、後半ロスタイムに同点弾。実力者チョ・ビョングクを背負いながらも菅井のロングボールを巧く胸でコントロールし、鮮やかに左足を振り抜く技ありゴールであった。同シーズンはJ1で32試合に出場し13得点を記録。仙台の2位躍進に大きく貢献し、自身もJリーグベストイレブンに選出された。

ブラジルU-18～U-20の代表歴があり、2003年には仙台カップ参戦のために来日した経験がある。

なお、ブラジル人ということで陽気に思われがちだが、非常に真面目な選手で、プライベートでは物静からしい。