マルコ・マルキオンニ
Marco Marchionni

小柄な体でクイックネスの利いたドリブルを仕掛ける、イタリアでも有数のサイドアタッカー。代表でのキャリアも持ち、2002年のU-21欧州選手権出場や、2003年にはA代表にもデビューしている。

01/02シーズンのコッパ・イタリア制覇など長くパルマで中心選手として活躍した後、06/07シーズンにユヴェントスへステップアップを果たす。ところがカルチョ・スキャンダルにより、ユヴェントスはセリエBへ降格。不運な運命を辿るも、ここで腐らなかったマルキオンニは与えられた環境で力一杯プレー。チームのセリエB優勝に貢献、同時に1シーズンでのセリエA昇格に導いた。カンピオーネが揃うユヴェントスでは、周囲に活かされることで結果を出す術を学び、オフ・ザ・ボール時の動きの質が格段に向上した。

しかし09/10シーズン、チームがトレクアルティスタのジエゴを獲得したことにより、それまで4-4-2を基本としていたシステムが、サイドに人を置かない4-3-1-2システムへと変更される。これにより居場所を失ったため、恩師プランデッリの待つフィオレンティーナへ移籍。国内、欧州の舞台で存在感溢れるプレーで、チームを牽引した。

12/13シーズンのパルマでは3センターのインサイドハーフでもプレー。13/14シーズンはアンカーの位置で活躍を見せる。