ヨアン・キャバイ
Yohan Cabaye

フランスで「黄金世代」と呼ばれる86〜87年生まれ一人。

父であるディディエは怪我のために16歳でプロを諦めたもののアマチュアでキャリアを積んだサッカー選手。弟のジョフレイもベルギーの下部リーグなどに所属しており、スポーツ一家でもある。なお、父方の祖母はベトナム人であるとのこと。

10代でトップチームに定着すると、運動量とハードな守備、強力なミドルシュートを武器にリールの中核を担い、特に07/08シーズンに組んだ3センター、マブバ、マクンとのコンビは「バミューダ・トライアングル」と呼ばれて恐れられた。

08/09シーズンからは飛び出しの快感に取り付かれるだけではなく、フリーキックの精度も飛躍的に向上。高い得点力を備える攻撃的MFに成長し、10/11シーズンには、リールの主力としてリーグ戦36試合に出場して優勝に大きく貢献。ローラン・ブラン監督に率いるA代表に招集されるなど飛躍の時を迎えた。

その後、11/12シーズンに「憧れであった」プレミアリーグのニューカッスルに加入。退団したノーランに代わりスタメンの座を掴み取ると、開幕戦のアーセナル戦でプレミアデビュー。正確無比のサイドチェンジと機を見た攻撃参加ですぐさまチームの中心となった。

2014年1月にはカタール資本の注入により豊かな経済力を持ったパリ・サンジェルマンに1900万ポンドで移籍し、フランス・リーグアンに復帰した。

カバィエ、カバイェ、カバイ、キャバイエ、キャバイェ、キャベイ、キャベイユなど日本語表記は限りなく多いが、実際発音するとカャバィァというような感じである。