マルアヌ・シャマフ
Marouane Chamakh

2004年アフリカネーションズカップでの活躍で注目を浴びた、モロッコを代表するエースストライカー。元々はフランスのユース代表であったが2003年にモロッコへ鞍替えした。2010年には代表のキャプテンも務めている。

長身ながらテクニック、キープ力、パス能力があり、ボールさえ入ればポストワークも可能。さらには、スピードもあり飛び出しもできるという万能型であるが、決定力や確実性などに大きな課題を残している。クリスタル・パレスでは守備も評価されており、アーセナルの戦術担当マイケル・コックスは「優秀なアタッカーであるだけでなく、オフ・ザ・ボールの際には相手ミッドフィルダーを追いかけてディフェンスする。」と評価している。

しかし、08/09シーズン以降からは、大事な得点を決め続けて改善の兆しを見せ始め、成長速度が再び加速。09/10シーズンのリーグアンベストイレブンに輝き、アーセナルへ移籍となった。

10/11シーズン、ファン・ペルシーの負傷によりスタメンで出場する機会を得たものの、シーズン後半にファン・ペルシーが復帰してからはバックアッパーとしての出場に留まる。

なお、シャマフの弟はモロッコ風喫茶店を営んでおり、シャマフ自身も訪れることがある。ボルドー時代はお手伝いのため週に2度そのお店で働くことまであった。シャマフ自身は手伝いが好きらしく、賃金などはもらっていないと話した。

愛称は“シャム”。