クラウディオ・マルキージオ
Claudio Marchisio

そのサッカーセンスに惚れ込んだディディエ・デシャンがトップチームへ引き上げ、後任のラニエーリ、フェッラーラも同様の高評価を与える“マルコ・タルデッリ2世"

中長距離パスや正確なミドルシュートで攻撃にアクセント与え、守備では激しいチェイシングで味方をフォローする万能性は、まさにタルデッリのプレイスタイルに酷似。

さらにその技術力の高さに加え「僕のサッカーは70％が気持ちで、残りの30％がテクニックだ」と自身も語っているように、闘う姿勢を前面に出す気持ちの強さが最大の魅力。ピルロがユヴェントスに加入してからは、受け手としての才能と得点力が開花。世界でも有数のチェントロカンピスタへと成長した。

代表では、かつての代表監督リッピから絶大なる期待を受け、2010W杯欧州予選中に招集されるだけではなく、ガットゥーゾ、パロンボを押しのけてレギュラーの座を掴んだ。指揮官がプランデッリに変わってからも寵愛を受け、アッズーリの中心選手として活躍を続ける。

ピッチ外では、かつてユヴェントスに在籍したヴィンチェンツォ・ヤクインタと共に1、2を争うほどの“カーマニア"として知られているが、その一方で帰宅後には旅番組やドキュメンタリー番組を欠かさずチェックする一面もあり、好奇心旺盛な青年として認知されている。

ちなみに、妻はトリノのプリマヴェーラに所属していた元フットボーラーで、家族もトリニスタであったが、結婚後にマルキージオ自身がユヴェンティーノに“改宗"させたらしい。

公式サイト：http://www.claudiomarchisio.it/