ブレーズ・マテュイディ
Blaise Matuidi

的確なプレー選択とダイナミズムを備え、「フランスで最も完成度の高いMFの一人」と称される実力者。

無尽蔵の運動量を生かした献身的な貢献、的確な飛び出しからゴールにも絡める、まさに現代サッカーにおける理想的なセンターハーフ。足元のテクニックも高くタッチが柔らかいのも特徴で、ロングキックの精度が高くセットプレーも担当できる。

トロワでのデビュー当初は「中盤の底から正確なロングフィードで攻撃の基点となるボランチ」という役割であった。

ややプレーエリアの狭さや守備面での思い切りに欠ける感じもあったが、徐々に弱点を補完し、フランスリーグ最高のMFへ成長。08/09シーズンは若手ながらキャプテンにも就任、本職以外にサイドバックもこなして評価を大きく高め、オフシーズンにはアーセナル行きの噂も浮上した。

しかしその時はサンテティエンヌに残留し、11/12シーズンにパリ・サンジェルマンへ移籍。カタールの資金力を生かした大補強が行われる中でカルロ・アンチェロッティ監督から絶大なる信頼を受け、12/13シーズンはただ一人ターンオーバー関係なく出場を重ねている。