ローラン・コシェルニ
Laurent Koscielny

沈着冷静で的確な守備選択が出来るクレバーなセンターバック。

恵まれたスピードと危機察知能力の高さを活かしたカバーリングセンスに秀でるだけではなく、1vs1でも落ち着いた対応が可能。また、味方に的確に繋げるフィード能力も備えており、サイドバックで起用された際には、攻撃の起点となるだけではなく、オーバーラップを仕掛けて前線に厚みを加える。

10/11シーズンには、その潜在能力に注目していたヴェンゲルがロリアンから引き抜く。自身のプレミアリーグ初舞台となった開幕戦では退場処分を受けたが、随所で好プレーを見せ、ヴェンゲルから再評価を受けた。アーセナルでの最大の見せ場は、10/11シーズンのCLバルセロナ戦。ホームでバルセロナを迎え撃ったガナーズは逆転勝利し、コシェルニはメディアからの賛辞を受けた。ガナーズのレジェンドのキーオンも「彼のプレーは印象的で素晴らしい」と称賛した。

ルーツであるポーランドの代表入りを望んでいたが、2011年2月のブラジル戦でフランス代表に招集された。ポーランドの代表資格を失うことに関しては「我慢するよ(笑)。とても幸せだ」と語った。

スピードについては、アーセナルでコンビを組む事が多いメルテザッカーも「私がプレーしたなかでも最も速いCBのひとりであり、最も動ける（モバイル）CBのひとり」と話している。また、足元の技術にも長け、13/14シーズンの終盤には2試合連続（ニューカッスル、WBA戦）でパス成功率100％を記録した。

利き足は右にしか見えないが文字を書くのは左手。