ヘルマン・デニス
Germán Gustavo Denis

アルゼンチン代表キャリアを持ち、戦車を表す「El Tanque」の愛称で親しまれるストライカー。

動きの質が高くポジションの取り方が秀逸で、こぼれ球を詰めるシーンや頭で合わせるゴールが多い。野性的にゴールを狙う鋭さを持ち、相手DFにとしては非常に守りづらく怖さを受けるタイプ。

アルゼンチン時代には力強さには少々物足りなさを残していたが、イタリアへ渡ってからは肉体改造に成功しパワフルさも兼備するようになった。

2002年に当時セリエC1のチェゼーナでプレーしカルチョに挑戦したが目立った成績は残せず。一度母国へ戻り、2007年アルゼンチン前期リーグ得点王のタイトルを引っ提げて、08/09シーズンから再びイタリアでプレー。同郷の小兵モラレスと前線でコンビを組んだアタランタでは、11/12シーズンから2シーズン連続で二桁得点の活躍を見せる。

13/14シーズンには息子をゴール裏に待機させ、自身がゴールを決めると息子のもとへと駆け寄って抱擁するシーンがお馴染みとなり、巷で話題になった。

代表デビューは、インデペンディエンテにて得点を量産した2007年10月の南米予選のベネズエラ戦。2011年11月、アタランタでの好調で2009年2月以来の代表招集を受ける。