ファビオ・クアッリャレッラ
Fabio Quagliarella

トリノ下部組織時代から天才と騒がれたアタッカー。

スピード、運動量、テクニックに優れ、オフ・ザ・ボールの質も高い。難度の高いゴールも彼の代名詞で、サンプドリア時代には「バティーゴール」ならぬ「クアッリャゴール」と言う呼び名を頂戴したこともあった。

そのサンプドリアでプレーした06/07シーズンにブレイク。シーズン終了後に、彼を共同保有していたサンプドリアとウディネーゼがブラインドオークションで入札、ウディネーゼへの移籍が決まる。ウディネーゼでは、ディ・ナターレ、ペーペらと強力なトリデンテを形成し旋風を巻き起こした。

09/10シーズンは、複数のビッグクラブから誘いを受けながらも、かねてからの夢であったナポリへの移籍を果たすとティフォージにも愛された。ところが翌10/11シーズンにユヴェントスから誘いを受けレンタル移籍を選択。ユヴェントスでは開幕からレギュラーとしてプレーし、前半戦MVP級の活躍を見せたが、年明け初戦の第18節パルマ戦で右膝前十字靭帯を負傷し長期離脱を余儀なくされた。それと同時にチームも調子を落としたことからも、このシーズンのユヴェントスにとってどれだけ重要な戦力であったかが伺い知れた。11/12シーズンは、主に途中出場の役割を与えられたが、23試合4ゴールとそれなりの結果を残し、自身初のタイトルになるスクデットを獲得した。

尚、アッズーリにはドナドーニ政権下で初召集。指揮官がリッピに代わってからは寵愛を受けると2010年W杯代表にも選出され、グループステージ第3戦スロヴァキアとの試合で芸術的なループシュートを決めている。