クリスティアン・ザッカルド
Cristian Zaccardo

ボローニャ・プリマヴェーラ時代からその才能を高く評価され将来を嘱望されたディフェンダー。サイドバックで起用されることが多いが、元々は3バックのストッパーとしてデビューした。それもあり、守備力の高さは評価されるものの、攻撃面に物足りなさを残すという評価が常に付きまとった。

ボローニャのトップチームで3シーズンプレーした後、04/05シーズンからパレルモへ移籍。ここで右サイドバックの定位置を確保すると、4シーズン連続で35試合以上に出場し、セリエAでも屈指のサイドバックへと成長遂げた。その間、2006年にはW杯ドイツ大会に出場。代表監督リッピの評価は高く、開幕からレギュラーとしてプレーしたが、グループステージ2試合目のアメリカ戦で、痛恨のオウンゴールを献上。3試合目からはポジションを失う苦い経験をした。

移籍先候補に複数のビッグクラブの名前が挙がる中、08/09シーズンにブンデスリーガのヴォルフスブルクへ移籍。パレルモ時代の同僚バルザーリと共にドイツへ渡ったが、ここではコンスタントな出場機会を得ることは出来ず。移籍は失敗に終わり、僅か2シーズンでイタリアへ戻ることとなった。やはりカルチョの水が合うようで、09/10シーズンから所属したパルマでは再び安定感のあるサイドバックという本来の姿を取り戻した。

公式サイトは「http://www.cristianzaccardo.it/」