アンドレア・バルザーリ
Andrea Barzagli

「チャレンジ」と「カバー」をどちらもハイレベルにこなせるセンターバック。

足下の技術も悪くなく、後方から丁寧にボールを繋いで行くチームにもフィット出来る。

出は地方クラブのため、若い頃は無名中の無名選手だったが、2001年にアスコリの目に留まると、クラブのセリエA昇格に貢献し、02/03シーズンにはトップリーグでプレー。チームの降格と同時にキエーヴォに移り、ここでのハイパフォーマンスで一躍脚光を浴びる。

その後、04/05シーズンにパレルモへ加入。セリエA屈指のディフェンダーとなった。ユヴェントスなどビッグクラブへの移籍も噂に挙がる中、2008年にドイツのヴォルフスブルクへ移籍。異国の地での挑戦となったが、08/09シーズンのマイスターシャーレ獲得に貢献した。

10/11シーズン冬のメルカートでイタリアへ戻り、予てよりラブコールを貰っていたユヴェントスへ加入。安定感のある守備を披露し、センターバックのレギュラーに定着した。これにより、バルザーリとボヌッチがセンターを務め、それまで中央にいたキエッリーニは左サイドバックへ回ることとなった。

代表では、U-21を経て2004年にA代表へ。2006年W杯で優勝に貢献しEURO2008にも参加したが、世代交代の波に飲まれる形で2008年以降は国際舞台から遠ざかった。それでも11/12シーズンに入ると、コンテ監督の戦術にぴたりとはまり、クラブでハイパフォーマンスを見せるようになると、2011年10月のセルビア戦で代表復帰。ユヴェントスでも好調をキープしMVP級の活躍でスクデットを獲得に貢献。EURO2012の代表メンバー入りを果たすなど、完全復活を印象付けた。