マルティン・デミチェリス
Martín Gastón Demichelis

アルゼンチンを代表するセンターバック。

リーベル・プレートで、空中戦の強さやDFを統率する能力を評価され、03/04シーズンにバイエルン・ミュンヘンへ移籍。

当初はセンターバック失格の烙印を押されたが、アルゼンチン時代も務めていた守備的MFへシフトを移しその地位を確保した。守備的MFといってもプレースタイルはCBのそれに近く、相手の攻撃を遅らせることを主眼とし、またピンポイントでボールを奪うというもの。そのプレースタイルからパサレラの後継者、ドイツ人からはベッケンバウアーと比較する声もあった。

センターバックに戻ってからは、コンバート時代に培った足元の巧さとインテリジェンスが上積みされたハイレベルなディフェンダーとして信頼を集めたが、10/11シーズンに先発ではなくベンチメンバーとして扱われたことに腹を立て、監督のファン・ハールと対立。スタメンも若手のバートシュトゥーバーに奪われると、1月にはかつてリーベルで教えを請うたペジェグリーニ率いるマラガへとレンタル移籍。

愛称は”Micho”。

2006W杯：予選ではレギュラーを掴んだかに見えたが怪我から復帰したマスケラーノが本大会メンバーに選ばれた一方でデミケリスは落選した。本人は「サッカーをやっていく気力だけでなく、生きる意欲さえ失った」と嘆いた。

アルゼンチン時代：GKが退場となり1度だけ代役を務めた。