ルーカス・ポドルスキ
Lukas Josef Podolski

「ポルディ王子」と呼ばれ、国内外で高い人気を誇るポーランド出身のドイツ代表。

両親はハンドボールのポーランド代表選手でもあった。そのため、ポーランド語での名前表記は「Łukasz Podolski（ウカシュ・ポドルスキ）」となり、親との会話はポーランドである。父方の祖父母が第二世界大戦前にドイツ国籍をもっていたこともあり、2歳にドイツへ渡るとポーランド、ドイツの二重国籍となりケルンの下部組織で過ごした。ドイツU-17～21代表を経てドイツ代表にデビュー、EURO2004、2008、2006、2010、2014W杯と主要大会のメンバーとしてプレーした。

若い頃は30mを3秒2で走る俊足を武器にサイドを抉り、そこから切れ味鋭いカットインで中央に入り、強烈な左足を振り抜いてゴールを奪うスタイル。ケルンから一度バイエルンへ引き抜かれるが、ミヒャエル・シューマッハの資金援助もありケルンに復帰すると、10/11シーズンのケルンではその能力を発揮しやすいサイドハーフで起用された。

ちなみに、「運動量があり、シュートも得意」と自画自賛するセカンドストライカータイプだが、元々はMFであり、FWにコンバートされたことでその能力を開花させた経歴を持つ。

20代半ばからは周囲とのコンビネーションからゴールに迫ることが増え、“一発”を持つロールプレーヤーとしてクラブ、代表ともに重宝されている。

2013年5月のドイツ代表vsエクアドル戦で9秒でゴール。これはドイツ代表で最も早くあげた得点で世界でも第二位の記録である。

少年時代は週末に電車でケルンに通いサッカーをしていたらしいが、当時はお金が無く時には無賃乗車をしたこともあると語っている。

公式サイト：　http://www.lukas-podolski.com/