パトリック・ヘルメス
Patrick Helmes

高い走力と決定力を持つ、ドイツ代表FW。

プロデビュー当初は3トップのサイドやサイドハーフとして起用されていたように、スピードを活かしたドリブル突破や精度の高いキックからのチャンスメイクを持ち味としていたが、FWとして本格的に起用されると、ゴールへの意識、ポジショニングが飛躍的に向上。一気にドイツを代表するストライカーへと変貌した。

元々は3部に所属していたが、得点王に輝くと将来性を見込まれて1部のケルンへ栄転。自身初となるブンデスリーガの舞台では13試合に出場し4得点を記録するも、クラブは2部へ降格となってしまったが、翌季は2部リーグで驚異的なペースでゴールを重ね、2007年には2部リーグ所属ながらヨアヒム・レーフ代表監督によって招集され、A代表デビューを飾った。

2008年にはレヴァークーゼンに加入すると、移籍初年度からシュテファン・キースリングとのドイツ代表コンビでゴールを量産。08/09シーズンにはリーグ4位となる21得点を上げた。だが、09/10シーズンオフに十字靱帯を損傷して以降、不動の地位がぐらつくようになり、2010年W杯の参加も叶わなかった。