シュテファン・キースリンク
Stefan KießLing

190cmの長身ながら、スピードにも恵まれ、自ら持ち込んでの突破、足元の柔らかさを活かしたボールキープなど、様々な局面でチームに貢献できる万能型ストライカー。運動量や守備意識も高く、最前線からの献身的なチェイシングも好印象。

2001年にニュルンベルクのユースからトップチームに昇格後、02/03シーズンにデビューを飾ると、レヴァークーゼンに移籍した05/06シーズにはブンデスリーガで10得点を記録して一躍注目を浴び、アーセナルなどから興味を持たれるタレントとなった。

サイドで起用されていた時代もあるように、元々はチャンスメーカーとしての評価が高く、2トップで起用されても相方のフォワードを活かすスキルが取り上げられることが多かった。しかしチーム事情から得点を求められるようになると、眠っていたスコアラーとしての才能が開花。09/10シーズンには、21得点という大台を記録した。

12-13シーズン、数多いストライカーを抑えブンデスリーガの得点王（25得点）に輝いた。

ストライカーとしての能力は誰もが認めるところだが、「ヨアヒム・レーフ監督の下ではドイツ代表でプレーしない」と公言している。

2013/14シーズンの第9節ホッフェンハイム対レヴァークーゼン戦、ゴンサロ・カストロからのコーナーキックをヘディングで合わせる。これはゴールポストの僅か左をかすめてゴールラインを割ったが、主審のフェリックス・ブリッヒがゴールと判定し、大きな話題に。このゴールは「ゴーストゴール」や「ファントムゴール」と呼ばれた。

2014/15シーズン、CLのベスト16アトレティコ・マドリーとのPK戦では最終キッカーとして登場。「これを外せば敗退」という状況でキックを外し涙した。

試合の前日には必ずコーラを飲むそう。