マーセル・シュメルツァー
Marcel Schmelzer

10/11シーズンにおけるドルトムントの躍進でその知名度を上げた、ドイツを代表するレフトバック。

抜群の走力で左サイドを駆け上がり、正確且つ球足の速いクロスボールでチャンスメイクを行うことを得意とするが、最もチームから重宝されているのはその献身性と全力プレー。フィジカルコンタクトが強いわけではないが、球際には臆することなくアタックし、黒子的な地味ながら重要なカバーリングやピンチを最終局面で防ぐクリアを黙々と行える。また、攻守の切り替えの早さやポジショニングの巧さも評価ポイントの一つ。

2008年にドルトムントのセカンドチームから昇格すると、09/10シーズンからレギュラーポジションを掴み、瞬く間にブンデスリーガを代表するレフトバックへと昇華。

U-21EURO2009に優勝したドイツU-21代表メンバーでは控えという位置づけであったが、2010年11月にはクラブでの活躍が認められ、A代表で初キャップを記録した。

愛称は“シュメレ”。