マーセル・ヤンゼン
Marcell Jansen

周囲を震え上がらせるパワフルな突進で左サイドを蹂躙するドイツ代表サイドバック。

2005年のワールドユースで力強いパフォーマンスを見せ、同年9月にはA代表にも抜擢。U-20代表ではMFを主戦場としていたが、その後はクラブでDFへ転向し、積極的なオーバーラップを武器としつつ、トランジションも素早い良質なサイドバックへと成長した。だが、とにもかくにも怪我多く、守備時には軽率なミスを頻出してしまうこともあり、安定した評価を得られずにいる。11/12シーズンには再び主戦場を中盤に戻してプレー。29試合に出場して5得点1アシストとなかなかの成績を残した。

ちなみに、元イタリア代表ジェンナーロ・ガットゥーゾは、テレビで初めてヤンゼンの姿を見たときにあまりのパワフルさに圧倒され、近い将来欧州を席巻する選手になると感じたらしい。

2015年夏にハンブルガーSVとの契約が満了となり、ベンフィカやエヴァートンなどからのオファーを受けていたものの、「突然他のクラブのバッジにキスは出来ない」と宣言して現役を引退。29歳にしてフットボーラーとしてのキャリアを終えることを選択した。