イヴィツァ・オリッチ
Ivica Olić

常に全身全霊のプレーでチームを牽引する、魂のFW。

これまでに所属したチームが正真正銘のビッグクラブと言えるところがなかったせいか、世界のサッカーシーンにその名を刻む機会はほとんどなかったが、その実力はあまりにも過小評価されている感がある。

抜群のスピードと運動量があり攻守両面、ピッチ全面で貢献出来る、“モバイル・ストライカー”の代表格とも言うべき選手。無尽蔵のスタミナはEURO2008においても、(距離が少なくなりがちな)FWにも関わらず、クロアチア代表においてトップクラスの平均走行距離を記録した。

09/10シーズンにはキャリアの集大成を築き上げるべく、B・ミュンヒェンへの移籍を決断。当初は、クローゼやゴメスの控えと予想されていたが、抜群の安定感と勝負強さを買われてレギュラーの地位を確立。CLの舞台でも決勝進出に大きく貢献した。

ちなみに、日本では「オリッチ」という表記が定着しているが、アクセントは「オ」の部分にくるため、「オーリッチ」としたほうが現地語発音には近くなる。