ベネディクト・ヘヴェデス
Benedikt Höwedes

シャルケの万能型センターバック。

強さ、高さ、速さを持ち合わせた、高度な守備スキルは当世代ではずば抜けたレベルにあり、また、2007年から招集を受けているU-21ドイツ代表ではキャプテンマークを任されていたように、チームをまとめ上げる統率力や優れたキャプテンシーも魅力。

また、危機察知能力に特に長け、ピンチを顧みず前に攻めるディフェンスを見せ、ボールカットから前線にオーバーラップするシーンも多い。2011年からはシャルケでキャプテンを務めており、彼の存在で最終ラインは引き締まる。

2006年にU-19シャルケのキャプテンとして、ドイツ王者に輝いた後、2007年10月3日に行われたCLでトップチームデビューを果たすと、その能力を如何なく発揮し、瞬く間に将来のA代表候補へ躍進。フィードバリエーションの充実化という課題はあるが、市場価値は上昇の一途をたどっており、09/10シーズン終了後にはブンデスリーガ随一の注目銘柄として脚光を浴びた。

本職はセンターバックだが、サイドバックでもプレーすることもでき、2014年ワールドカップではマーセル・シュメルツァーやマーセル・ヤンゼンの落選により左サイドバックとして全試合でフル出場。堅実な守備でチームの世界制覇に貢献した。なお、同大会のドイツ代表で全試合フル出場を果たしたのはマヌエル・ノイアーとフィリップ・ラームとヘヴェデスの3名のみであった。

ちなみに、遠征時には相部屋になることが多いことから、日本代表の内田篤人とは非常に仲が良く、内田自身も「分からないドイツ語を教えてくれたり、集合時間などの丁寧に連絡してくれたり、すごく親切にしてくれる」と語っている。

公式サイト：　http://www.benedikt-hoewedes.com/