イヴァン・ラキティッチ
Ivan Rakitić

クロアチア代表の攻撃陣を牽引する、近代的オフェンシブ・ミッドフィルダー。

小気味良いパス出しでチームにリズムを与えるだけではなく、ドリブルで自ら持ち上がり敵陣に侵入し、強烈なミドルシュートを放つプレーを得意とする。得点力の高さも魅力だが、守備もサボらずにきっちりこなすという、まさに現代サッカーにおける攻撃的MFのサンプルのような選手。
また、歳を重ねるごとにセットプレーの精度を上げており、世界でも屈指のプレースキッカーである。

バーゼルからシャルケに移籍した、06/07シーズンに「Nacht des Schweizer Fussballs」にて最優秀ヤングプレイヤー賞とベストゴール賞を受賞して話題を集めると、スイスサッカー協会とクロアチアサッカー協会で引っ張り合いも開始。最終的には、2009年にクロアチアU-21代表に鞍替えし、その後A代表にも参加するが、その選択に憤慨したスイスの地元サポーターから脅迫の電話がかかったり、悪意のある手紙が送られるなど、警察沙汰となった。

10/11シーズン途中に、シャルケから契約延長を求められたが、他リーグへの挑戦を望み、セビージャへ移ると13/14シーズンにはチームの顔と呼べるまでに存在感を示し、UEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献。

2014年ブラジルW杯にもクロアチア代表として出場。
大会期間中にバルセロナへの移籍が発表され、チームの敗退後に移籍の過程をすませたが、セビージャの対談記者会見で溢れる涙を抑えきれなかった。

尚、飲食店を経営している。