マーティン・ハーニク
Martin Harnik

2007年に行われたワールドユースにも参加した、オーストリア代表FW。

ストライドが大きく迫力のあるドリブルと裏への飛び出しが目立つ選手で、勢いに乗ると相手に怖さを与え得る。ただ、迷いのない思い切りの良いシュートは評価できるが、身長の割に高さはなく、ストライカーとしての威圧感には欠けることからサイドアタッカーとして起用されることも多い。

ブレーメンの下部組織出身で、ブレーメン時代には、（当時の監督）トーマス・シャーフから頻繁に出場機会を与えられるなど、現場からの期待は厚かったが、度重なる怪我もあってなかなか応えることが出来ず、09/10シーズンはフォルトゥナ・デュッセルドルフへのローン移籍も経験。その後は、10/11シーズンにシュトゥットガルトへ放出されるなど、苦しい時期を過ごすが、「前を向いたらまずはゴールを狙いに行く姿勢」や「近くに味方がいても迷わずシュートを振り抜く気持ちの強さ」が全面的に現れるようになると、チームでも立ち位置を確保。ようやく期待されていた実力を発揮するようになり、11/12シーズンにはキャリアハイとなるペースでゴールを量産。チームトップとなる17得点をマークした。