エミリアーノ・ヴィヴィアーノ
Emiliano Viviano

195cmの高さと安定感のあるセービングが売りのゴールキーパーで、2007年のU-21欧州選手権と2008年の北京オリンピックではイタリア代表の正守護神を務めた。プランデッリ政権下のアッズーリではブッフォンからも高評価を与えられている。

06/07シーズンのブレッシャでレギュラーポジションを掴み、そこから急成長を遂げ、09/10シーズンに加入したボローニャでセリエAデビューすると同時にブレイク。続く10/11シーズンもボローニャ不動の守護神としてハイパフォーマンス披露。この活躍により、2010年8月10日のコートジボワール戦へ向けたアッズーリにも選出された。ブッフォンが故障しがちであった2010年は、同代表で正ゴールキーパーを任されるなど、代表監督チェーザレ・プランデッリからの期待を集めた。尚、ボローニャからアッズーリに選出されたのは、ロベルト・バッジョ以来である。

また、10/11シーズンのウィンターブレイク中のインタビューで、このシーズンのブンデスリーガ前半戦のMVPに選ばれた香川のニュースに触れ、「ボローニャも香川のような選手を獲得してくれれば」とチームに補強を訴えた。さらにこの年の3月には、かつての名ゴールキーパー、ジャンルーカ・パリューカが「現時点ではヴィヴィアーノがジジを上回っている。」とコメント。そのポテンシャルとパフォーマンスの高さを証明するものだった。

11/12シーズンにインテルへ移籍した際には怪我を負ってしまったこともあり出場機会に恵まれなかったが、冬のメルカートで加入したパレルモで本来のパフォーマンスを取り戻す。そしてEURO2012の候補25選手まで残ったものの、デ・サンクティス、シリグとの争いに敗れ、最終選考でメンバーから漏れるという苦い経験をした。