ダンチ
Dante Bonfim Costa Santos

ベルギーリーグで名をあげたブラジル人センターバック。

フィジカルを活かしたハードな守備、足元の技術と落ち着きを活かしたフィード能力を武器にセンターバックだけではなく、左サイドバックとしてもプレー可能。ただ、むやみにインターセプトを狙い過ぎる嫌いがあり、ボール奪取に失敗し裏を突かれるシーンもある。

ジュヴェントゥージでは2シーズン過ごした後、すぐにリールへ移籍。ここではなかなか出場機会が与えられず、苦しい時期となってしまったが、2006年に加入したベルギーのシャルルロワで活躍。2007年にはスタンダールに移り、ベルギー国内屈指のディフェンダーとしての評価を集めると、09/10シーズンにはドイツのボルシアMGへ。チームが降格の危機に瀕するシーズンもあったが、ダンチ自身は周囲から称賛を浴びるパフォーマンスを披露。移籍市場が開く度に他クラブへの退団が噂される存在となり、最終的には2012年夏にバイエルンへの移籍を決めた。12/13シーズン序盤はレギュラーとしてプレー。

バイエルン・ミュンヘンではセンターバックの左でプレーすることが多く、左足から両ワイドへと繰り出される精度の高いフィードは攻撃の起点に。パスのスピードも速い。

母国で開催された2014年W杯にもブラジル代表の一員として参加。チアゴ・シウヴァとダヴィド・ルイスの牙城を崩せさなかったが、準決勝のドイツ戦で先発出場。しかし、試合は1-7と歴史的大敗を喫した。その後、バイエルンに戻るとドイツ代表トーマス・ミュラーからその時のことをからかわれていたようで、「まだ冗談にできない」とコメントしている。