ヴェダド・イビシェヴィッチ
Vedad Ibišević

08/09シーズン、“小さな町のビッグクラブ”となったホッフェンハイムの原動力として大車輪の活躍を見せた、流離のストライカー。

ゴール前で抜群の勝負強さを発揮し、様々なシュートパターンでゴールを量産する点取り屋。08/09シーズンのブンデスリーガでは、途中に大怪我を負い戦列を離れてしまったが、17試合で18得点という驚愕のスコアを残した。

ボスニア出身であるが、16歳の時に両親がスイスへ移り住んだことがきっかけで、バーゼルへ入団。だが、わずか10ヶ月の所属期間を終えて、すぐにアメリカのセントルイスへ。だが、結果的にこの移住が、SLUのストライカーとして、NCAAトーナメントで活躍し、アメリカサッカー界で一躍注目の的となるストーリーを作り上げることに。22試合で18ゴール、4アシストという活躍を聞きつけたボスニア人ジャーナリストによって「アメリカの奇蹟」と紹介されるや否や、当時のボスニアU-21監督らが彼のプレーを視察する為現地に飛んだという逸話がある。

ボスニアU-21代表の試合でプラティニが彼に目を付け、ハリルホヂッチ（当時PSG監督）に推薦。フランスでの2シーズンを経てドイツに活躍の場を移した。07/08シーズンには、アーヘンからホッフェンハイムへ移籍。当初はオバシの控えとしての扱いであったが、北京五輪でオバシが不在となったことで得たチャンスを逃さず、レギュラーの地位を獲得。オバシ、バ、イビシェヴィッチで構成する3トップは08/09シーズンのブンデスリーガの目玉となった。

ちなみに、純正のストライカーに思われがちだが、代表ではサイドでプレイするなど、プレースタイルを戦術に合わせて変えることも可能。

公式サイト：　http://www.vedadibisevic.ba/