イルカイ・ギュンドーアン
İlkay Gündoğan

卓越したサッカーIQでチームの根幹を担う司令塔。

特筆すべき武器は持たないが、運動量、パスセンス、シュート能力を高水準で兼ね備え、とりわけサッカー頭脳のレベルは数多の才能がひしめく当世代のドイツにおいてもトップレベル。試合の流れを読む力も優れており、「ここぞ」という場面でもその実力をいかんなく発揮できる。

2009年にユースチームから昇格したボーフムでは現場がその能力を開花させることは出来ず、セカンドチーム止まりに終わったが、09/10シーズンに移籍したニュルンベルクで大爆発。10代とは思えぬ堂々としたパフォーマンスで攻撃陣を牽引し、一躍「将来のA代表候補」へのし上がると、ドイツU-21代表を乗り越えてA代表に名を連ねた。11/12シーズには、レアル・マドリーへ移ったヌリ・シャヒンの後釜役としてドルトムントへ加入。それまでの主戦場であったトップ下からボランチの位置へ移動した。

ちなみに、少年時代に憧れていた選手はジネディーヌ・ジダンで、最も好きなリーグはプレミアリーグ。

また、トルコ系ドイツ人というバッググランドから日本のメディアでは様々な表記を用いられてるが、ドイツではトルコ語発音に近い形「ギュンドーアン」と呼ばれることが多い。