ホセ・ホレバス
José Lloyd Holebas

FWからDFに転向した攻撃的レフトバック。

メインポジションは左サイドバックだが、1860ミュンヘン時代にはセンターフォワードやウィンガーとして起用されていたように、守備面ではなく攻撃面でより力を発揮するタイプ。単純にクロスボールを上げるプレーよりも、スピードとパワーを活かしたオーバーラップから中央に切れ込み、強烈な左足を振りぬく形を好む印象だ。左足から繰り出されるクロスボールは高速かつ鋭く、アーリークロスもお手のもの。

しかし、守備面には大きな問題を抱え、特にポジショニングはずさん。実際、EURO2012のグループリーグでは彼の左サイドがチームの弱点となり、グループリーグ途中にホレバスはスタメンの座を失った。

ドイツ生まれのドイツ育ちだが、父はギリシャ出身で母はウルグアイ出身という混血。そのため、元々はドイツ国籍だったが、（当時の）ギリシャ代表監督からギリシャA代表入りのアプローチを受ける形で、2011年11月にギリシャ国籍を取得。また、同月に行われたロシアとの親善試合には国際Aマッチデビューを飾り、ギリシャ人としてのキャリアを本格的にスタートさせた。